タイの会社監査役の資格について

Q:タイで工場進出するために会社設立の準備を始め、BOIとも接触しているのですが、小さな会社ですからタイ進出の面倒をみてくれる知合いに会計監査人になってくれるようをお願いたいと思います。会計監査人にはどのような資格が必要でしょうか?

A:タイの会社法には会計監査人の規定はありますが、別の法律(2000年に改正された会計法11条、2004年会計業法37条)により、会社の会計監査人は公認会計士でなければならず、総会で選任しなければなりません。日本と異なり株式会社であれば大中小の区別なく全て公認会計士の監査が必要であります。
 それと別に会社法(民商法典に含まれている)1208条により、会社の利害関係者、取締役、代理人、従業員は会計監査人にはなれません。つまり外部監査であります。
 会計監査人は会社発足時創立総会で選任する必要があり、その後毎年提示総会で選任、再任は妨げません。
 以上のことをご理解の上、早くから会計事務所等と連絡し、公認会計士を確保しておかねばなりません。
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